12.爆発的な含み損をするナンピンマーチンEA
このブログでも何度も話題に出しているナンピンマーチンEAだが、雇用統計や為替介入などで一方的に相場が動いてしまったときの爆発的に積みあがる含み損を計算してみた。
※チラシの裏で計算したので間違っていたらごめんなさい
使用口座は海外のマイクロ口座(通貨単位は1ロット=1,000通貨)
証拠金10万円
通貨ペアはドル円
開始ロットは0.01ロット。10pips逆行することにポジションを持ち、最大50ナンピン。
マーチンの倍率は1.15倍
見た感じ利益はあまり出ないが安全そうな感じはする。
10pips逆行で-1円になる。
20pips逆行するとポジションも1つ増えているので合計で-3円
30pips逆行で-7円。
40pips逆行で-12円となる。
証拠金10万円も必要ないだろうと考えると思うが2022年11月10日にあったドル円の
146円から141円の5円の急変に耐えられるのか計算してみると
100pipsの逆行で-93円
200pipsの逆行で-682円
300pipsの逆行で-3294円
400pipsの逆行で-14083円
500pipsの逆行で-57933円
証拠金の半分以上含み損という結果になった。
この後の相場は最終的に押し目をつけずに140円まで下がっているので
600pipsの逆行で-133960円
ここにたどり着く前の560pips辺りで破錠となる。
爆発的に膨らむ含み損に対して、破錠したくないから証拠金を更に10万円つぎ込むことしよう。それでも700pipsの逆行にまで達した場合-208873円になる。
破錠して精神的にもダメージを食らうだろう。
破錠しにくいナンピンマーチンEAと呼ばれる物を使っていた人たちが、翌朝口座の残高をみたら無くなっていたとつぶやいていたのがよくわかると思う。
そもそも破錠しにくいナンピンマーチンEAは利益を出すのも大変。月利でいうと10%行けばいい方、平均5%前後かもしれない。
その利益さえもあっという間に食いつぶして0にしてしまう。
ナンピンマーチンEAの恐ろしさが初心者たちに少しでも伝わってくれればいい。
ただし、ナンピンマーチンは諸刃の剣なだけあって、設定をアレコレ変えて、破錠上等の覚悟で挑めば1時間で最大5%、1日で30%前後の利益をだすギャンブルEAにもなれる。
ボーナスクレジットを使って2回挑んで1回目は5日後、2回目は12時間で破錠した……真似しちゃダメだ。